44歳で球界最年長選手の東京ヤクルトスワローズ・石川雅規が16日の中日戦(バンテリン)で今季初先発する。勝利すれば23年連続となり、工藤公康、山本昌、三浦大輔に並ぶプロ野球タイ記録。入団1年目からの連続記録としては米田哲也の22年を抜いて新記録となる。
15日、神宮のコブシ球場でキャッチボールなどで汗を流した石川は今季初登板に向けて「チームをしっかりと勝利に導きたい。自分にも勝ちをつけたいんで、そうなるにはしっかりと5、6回を味方より1点でも少なく抑える、そういうピッチングをしたいですね」と語った。
今季は4日の広島戦に先発予定だったが、前日の試合が雨で中止になった影響で登板が流れた。10日にはイースタン・リーグの楽天戦に先発し、2回を1安打無失点。中5日でのマウンドとなる。
「どんなゲームであっても不安と期待がある。そこは1、2軍、練習試合、オープン戦、関係ない。何度マウンドに上がっても緊張はする。そこを自分でしっかりコントロールしたいなと思います」
勝てばいろいろな記録がついてくるが、そこに特別な意識はない。「まずは目の前の勝利という感じですかね」
石川を奮い立たせる要因のひとつに、チームメートの青木宣親の存在がある。
野手で球界最年長の42歳…